祖母が亡くなりました。

こんにちは!

 

一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会

代表理事 堀 大輔です。

 

先日、妻の祖母が亡くなりました。

 

祖母と息子

授業がつまりに詰まっていることもあり、

残念ながら私が立ち会うことは

叶いませんでしたが…。

 

妻や親戚の方、友人の方に

見送られて、本当に安らかに

最期を迎えたそうです。

 

今日のブログは、

祖母の最期から学んだことを

徒然なるままに書きたいと思います。

 

人が死ぬということ

堀大輔、個人の感覚は

人とズレています。

 

それは身内の死でも同じです。

 

死は本当に悲しく、

唯一の肉親ともいえる人を

亡くした妻の感情は、到底僕には

推し量ることなどできません。

 

【全ての感情は、死から始まる】

という哲学があります。

 

両親と息子

もし、死という絶対的な恐怖がなかったら、

今やるべきことを、今行えなくなります。

 

また、欲求や成長も著しく低下します。

 

終わりがあるからこそ、

終わりまでに成し遂げたいという

渇望が起こるという考えです。

 

身近な人が去ることは、

強烈に終わりを認識することになります。

 

スタッフが辞めることに似ている

全く違う!と言われるかもしれません。

 

しかし、もう二度と会うことはない。

連絡が取れなくなる。

 

という意味合いでは、

スタッフが辞める時に似ています。

 

阿蘭陀珈琲の風景

僕の方から縁を切ったことは、

今まで一度もありませんが、

同じ釜の飯を食べた家族のように

思っていたスタッフと、

音信不通になることもあります。

 

この感覚は、

一から起業した経営者じゃないと

分かりづらいかもしれません。

 

強烈な悲しみを比較することは

ナンセンスですが、

“残された身”という状況は

似ているといえるかもしれません。

 

死ぬ前を想像する

祖母が亡くなった直後、

生前の祖母の気持ちになりきりました。

 

祖母は、亡くなる10分前まで、

周囲の人に気を遣っていたそうです。

 

両親と兄と息子

「忙しいのに、病院に来てもらってごめんね」

「結婚して、子供ができて…

なのに、ずっと離れ離れにさせてごめんね」

 

(祖母の体調は半年前からあまり芳しくなく、

妻は福岡にずっと帰省していたのです)

 

僕が御見舞に行ったときも、

ずっと謝られていました。

 

すごく優しい人でした。

 

むしろ僕の方こそ…

 

1日3時間の授業を

6コマといった状態で、

ゆっくりお会い出来ず

申し訳ありませんでした…。

 

他のスタッフがそうなることは

過去にもなかったんですけどね…。

 

社長は頑張るものです(笑)

方向性はすごく間違っていると思いますが…。

 

いなくなった後に優しさはわかる

笑う息子

これはスタッフが辞めたときもそうですが、

去る時の美しさが、

その人の人間性と僕は考えています。

 

祖母は、葬儀の手配から、

業者に電話をする手順、

火葬の後から役所の手配まで、

妻が迷わないように全て残していました。

 

結果として、火葬の翌日には、

僕は東京に戻ることができ、

わずか2日間のみの福岡の滞在で、

葬儀~役所の手続きを終えることができました。

 

残された人のことを考える

手続きの一つ一つをしながら、

妻と泣いていました。

 

きっと祖母は、自分がいなくなった後の

僕達のことを

ずっと考えてくれていたと思います。

 

自分がいなくなった後のことを

考えるなんて、普通はつらいと思うのです。

 

そのつらさや、どうしようもない

寂しさを押し殺して、表面に出さず、

妻や僕に押し付けること無く…

最期まで、その在り方を全うされました。

 

祖母のあまりの優しさに、

この文章を書きながら

涙が止まらなくなります。

 

自分が死ぬ時や、

今いる場所を去る時には、

影響する範囲や、

残された人のことを

考え抜くことができる

存在でありたいと思いました。

 

心と身体に痛みがある時に

祖母はひたすら謝っていました。

 

看護師さんが祖母に

点滴の器具を倒したときですら、

「自分で支えられなくてごめんなさいね」

と言っていました。

 

他の誰のせいにしても、

何も始まりません。

 

「怪我をしても病気をしても、私のことだからね」

「望や大輔さんが心配しなくていい人で

ありたいけど…

もう年を重ねていて…

ごめんなさいね」

 

腹膜ガンで人工肛門もつけていました。

痛みがあっても、

決して痛いと言いませんでした。

 

「だって痛いなんて言っても心配かけるだけだから」

 

妻は悪化したら困るから、

正直に痛いって言ってと

常々言っていましたが…。。。

 

失礼な言い方かもしれませんが、

祖母は本当に強い人でした。

 

僕もそういう人になりたいと思っています。

 

今から死ぬ準備を

縁起でもない…と思われるかもしれません。

 

しかし、残された人の事を考えるとすれば…

縁起などと言っている

場合ではないと思いました。

 

祖母は、本当に細かいことまで

記録に残してあり、

残された僕達が迷わないように…

 

たくさんのロゼッタストーンを

置いてくださっていました。

 

坂を登る

死ぬ直前になったら、

もしかしたら身体が動かないかもしれません。

頭も動かないかもしれません。

 

死ぬという事象は確定なのであれば、

今の瞬間から準備をしておくことは

想像以上に大切なことだと思いました。

 

天国に持っていくより残したい

自分が天国に持っていくもの…と

想像しても、

何ら欲しいものが思いつきませんでした。

 

今、僕は十分に幸せだからです。

 

これから先に、

今の幸せが全部なくなるような

悲しいこともあるかもしれませんが…

 

それでも、僕は自分のことだけを考えて、

誰かから何かを奪って

自分だけ良いと考えることは

綺麗事抜きに、できないと思います。

 

もちろん、自分のことだけ考えて、

残された人のことを

考えない人もいるでしょう。

 

そういった人が悪いというわけではなく、

「自分はそうではない」ということです。

 

僕は本当に家族に恵まれています。

父も母も、本当に美しく、

亡くなった祖母は、

最期の瞬間まで僕の憧れの存在そのものでした。

 

悲しさやつらさに飲み込まれて、

人の痛みが見えなくならないよう、

祖母の死という事象を逃げずに受け止めて

これからも一生懸命、

生きていきたいと思います。

 

講師 下田

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