短時間睡眠と起き方は関係がある?
睡眠時間というよりは、起き抜けの爽快感と起き方に大きな関わりがあります。
結果的に眠気もほとんど無く、二度寝によって時間を失わないので、短時間睡眠にも大きく関わっていることは事実です。
最大の特徴は目覚まし時計を使わないこと
目覚まし時計を使わない生活なんてありえないと思った方もいるかもしれません。
しかし、ふと思い返してみてください。
シマウマやライオンが、目覚まし時計を使用して起きているでしょうか。
起きなければいけないタイミングに自ら目を覚まして、活動し始めるというサイクルを繰り返していると思います。
人間も動物ですので、同じように起きたいタイミングで起きる力を持ち合わせています。
目覚まし時計を使う毎日から脱却しないかぎり、目覚めも悪い状態で起きることになります。
目覚まし時計の頼りすぎは危険
人間の体は外的要因(今回の場合は目覚まし時計)に頼り過ぎると、本来の機能を失っていくという特性を持っています。
例えば、現代では甘党という人が居るほど、スイーツへのこだわりが強くなって、甘いものや砂糖好きが増えています。
ですが、砂糖は吸収しやすい簡単な構造をしているので、消化するのに手間がほとんどかかりません。
吸収しやすいものばかり食べていると、腸が働く機会が減るので、排便機能も悪くなっていきます。
砂糖のとりすぎによって、腸の働きが弱まり、便秘を引き起こす原因になります。
何かの便利なツールや物に偏るというのは、最終的に機能を退化させる事に等しいと言っても過言ではありません。
その他に短時間睡眠の人に共通する起き方
スヌーズ機能を使わない事と、二度寝をしません。
先ほど書いた通り、目覚まし時計を使うと、自分で起きる事が出来なくなります。
悪化すれば、目覚ましも気が付かなくなり、寝過ごしたという自体を頻発させる事に繋がります。
また、スヌーズ機能があると「また起こしてくれる」という心理が働いて、余計に二度寝する癖が付きます。
なぜ短時間睡眠の人の寝起きは良いか
一番の要因は二度寝をしない事が要因です。
本来であれば、起きたい時間にコルチコトロピンといるホルモンが分泌されます。
分泌に伴い徐々に血圧、血流、心拍、体温や血糖値が上がり、低血糖や低血圧という状態を回避して起きることが出来ます。
ショートスリーパー ®はコルチコトロピンが分泌されているため、爽快に起床できているという事です。
しかし、二度寝をひたすら繰り返していると、出るはずのホルモンも出なくなり、起き抜けが低血圧、低体温、低血糖の状態からスタートすることになり、朝が弱い、眠たいという習慣を生み出します。
起床時に限らず、身体の機能が低下すると、眠気が発生しやすいので注意が必要です。
今日から実践できる起き方
では実際どのように対処すれば少しでも改善されるか、個人でも取り組みやすいポイントをお伝えしていきます。
目覚まし時計は1回だけ!
目覚まし時計は使ってもOKです。
ただし、スヌーズ機能は完全に止めてしまいましょう。
起きなければ次は起こしてくれないという状況を作り、二度寝する習慣を無くすサイクルを作りましょう。
二度寝の癖を無くしていくことで、起き抜けが少しずつ楽になっていくと思います。
体勢よりも寝具に気をつける
体勢自体は余り関係ありません。
うつ伏せでも仰向けでも大丈夫です。
柔らかすぎる場所で寝ると、起きづらくなるので、ふかふかのソファやウォーターベッド、低反発のベッドで寝るのはなるべく避けたい所です。
硬めのベッドや敷布団、暖かいのであればフローリングで寝ても大丈夫です。
敷物は基本的に硬いほうが起きやすいということです。
朝スッキリ起きたい人
朝からすっきりしたい人は、二度寝を繰り返さない所から始めていきましょう。
起きてから直ぐ寝る癖を外すこと、例えば起きたらすぐ歯を磨く、朝食を食べるなど起きた後の行動習慣を変えていくことで朝がスッキリ起きられるようになります。
一時的に朝の眠気を取り除きたい人
起きなきゃいけないけど眠気が飛ばない!という時は、足首に冷水を少しの間かけ続けてみてください。
人間は本能的に水に対して恐怖を持っているので、水を足元に感じることで、目の前に水面があると勘違いし、その場から離れさせるために目を冴えさせます。
この勘違いを上手く利用すると、個人差はありますが、瞬発的に眠気を取り除くことが可能です。
まとめ
短時間睡眠の人は、基本的に目覚ましを使わなくても起きれる理由としては二度寝しない・スヌーズ機能を使わない習慣から、コルチコトロピンが上手く働いているからです。
少しずつ二度寝やスヌーズ脱却を実践していくことが寝起きの爽快感に繋がるので、日常生活から何かに依存するという習慣を外し、目覚ましなしで起きれる生活を取り戻しましょう。
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