睡眠障害とは?症状や原因、対処法を睡眠の専門家が分析

この記事では睡眠障害とは何なのか、病院の何科で診断を受けたらいいのか?

過眠症や不眠症、入眠障害、ナルコレプシー、睡眠不足などの睡眠障害の種類と原因・治療・対処法などについて詳しく解説していきます。

睡眠導入剤や睡眠薬を使うことによって解決するのが効果的と言えるのかについても詳しく見ていきましょう。

睡眠障害とは?どんな病気なの?

自分の今の状態をしっかりとチェックした上で、こんなふうに思われていませんか?

  • 「こんなに眠たいなんて、何か病気かな…?」
  • 「もしかしたら、睡眠に異常があるのかも?」

睡眠負債という言葉が流行語大賞にノミネートされてから、睡眠障害や睡眠不足に悩んでいる人が急増しているように感じます。

この記事では睡眠障害について詳しく解説していきます。

 

一言で、睡眠障害とはいっても、以下のように様々な悩みにわれていきます。

  • 眠りが浅い気がする
  • 寝ても寝ても眠い
  • 眠ろうとしても全然眠れない
  • 不眠症と思うほど、寝付きが悪い
  • 寝起きがしんどい
  • 毎日、会社に遅刻するのではないか?という恐怖と闘っている

人によって様々な症状があるわけですね。

 

今回は、不眠症を含む代表的な睡眠障害について詳しく解説していきます。

 

実は睡眠障害には大きく分けて3つのタイプがあります。

 

寝入りができない、夜中に何度も起きてしまう

不眠症や、交感神経が優位になってしまう躁などが原因。

 

何時間眠っても、疲労感が取れない、日中の眠気に悩んでいる

  • 過眠症
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 概日リズム睡眠障害

多くの方が、睡眠障害で困る減少がこのタイプとなります。

 

起きることが出来ない、起き上がりに堪えられないほどの眠気がある

起床時に分泌すべきホルモンが二度寝などによって出ていない、翌日以降の仕事がどうしても鬱々しくなり、行きたくないといった精神的要因があります。

 

さらに、上記が合併症状として、複数発生する場合もあります。

 

今あなたの抱えている睡眠障害のタイプは、どのようなものなのか、確認しましょう。

また、それぞれ原因や対処法・解決策を詳しくチェックできるので、自分の睡眠で気になる点がある方はぜひ気になる項目だけでもチェックしてみてください。

 

睡眠障害とは?睡眠障害の種類と治療法をチェック!

睡眠障害の種類について、科学的観点や医療的観点から、原因や治療方法について詳しく解説します。

 

不眠症

  • 不眠症は、日本人の5人に1人が悩まされていると言われている病気
  • 不眠症は20歳〜30歳代くらいから始まり、歳を重ねるごとに急激に増える
  • 眠りにつくまで時間がかかる、目覚めた後もすっきりしない

以上のような症状があることを不眠症といいます。

不眠症の自覚症状として多いのは、眠りにつくまでに時間がかかる入眠障害です。

 

例えば、寝入りに15分以上かかる人は、体感として、15分で入眠できていたとしても、30分以上眠れていないと感じることも少なくありません。

ベッドに入ってから、何度もスマホの時計を見るようになっているのであれば、入眠障害の一歩手前の状態と考えられます。

 

ただ、入眠障害だからといって、必ずしも医師の診察を受ける必要はなく、冷静に原因と対策を分析して実行していくようにしましょう。

不眠症は男性よりも女性に多い病気であり、ホルモンや筋肉のバランスなど、多種多様な原因があります。

 

不眠症の種類と各症状は?

不眠症は大きく4つの種類に分かれます。各症状について詳しくご紹介していきます。

入眠障害(入眠困難)

寝床についてから、30分〜1時間以上眠りにつけない場合、入眠障害と診断されます。

実際には、ずっと時計を見ているわけではないので、体感よりも入眠に入る時間は少ないことがほとんどです。

なのですが、実際の時間とは別の問題として、自分の思った通りに眠りに入れないのは、その経験がない人には考えられないほど苦痛を伴うものです。

 

中途覚醒

一度眠っても、夜中に何度も眼が覚めてしまうことを中途覚醒といいます。

しかし、実際には、健常者でも、寝ている間に何度も目が覚めています。

 

具体的には、メアリー=カスケイドンという睡眠の専門家が行った実験では、「7時間睡眠を健康な人が取った場合、1晩で平均76回も途中覚醒があった」という結果もあります。

つまり、健常者でも実は中途覚醒が発生していますが、”記憶に残っていない”だけなのです。

中途覚醒は気になり始めると、中途覚醒をした時に、むしろ起きてしまったことを記憶してしまうので、あまり気にせず、おおらかな気持ちで睡眠をとることが大切となります。

 

早期覚醒

自分が起きようと思っている時間よりも早くに眼が覚めてしまい、その後は眠ることが出来ない症状を早期覚醒といいます。

 

熟眠障害

眠りが浅く、睡眠時間の割に、熟睡したという満足感を得ることが出来ないといわれていますが、実際には”眠りが浅い”という状態はありません。

  • あまりに睡眠に適していない環境で眠ることを続けることで、眠気を飛ばすために必要な睡眠の段階が少なくなる
  • 二度寝やアラームアプリのスヌーズ機能を繰り返し使用することで、起床時に必要なホルモンが分泌されなくなること

以上の2つの主な理由により、起床時に耐え難いほどの眠気を催したり、起床している間に眠気が発生する状態を熟睡障害といいます。

 

なお、これらの症状は同時に複数現れることがあります。

 

不眠症を引き起こしてしまう原因は?

身体的原因

不眠症を引き起こす最も大きな要因として、運動不足からの代謝不良が考えられます。

筋肉を使用しないまま眠ろうとしても、身体は上手く脱力することができません。

 

結果として上手く入眠ができない、入眠しても、身体の状態が緊張したままで、眠気を飛ばす睡眠の段階が発生しないといった事態が発生します。

 

特に女性は、元々の筋肉量が男性よりも少ないこともあり、運動不足の影響が顕著に現れます。

まずは、軽い運動からで構いませんので、自分が今までの日常で動かしていない部位を動かすことが大切です。

 

年齢によって、不眠症が発生するといった意見もありますが、これは統計の魔術で、年齢が上がるほど、運動不足になっている確率が上がることが考えられます。

自分の加齢による、睡眠の障害を考えたとしても解決することはありません。

不眠症ではない人も、不眠症の事態が発生する前に、少しずつ運動する習慣を取り入れていきましょう。

 

アトピーの人が、かゆみに寄って眠れなくなるということもあります。

アトピーの方は、まず切るパジャマや寝具などが天然のものを使用しているか、睡眠環境は乾燥しすぎていないかなどを確認しましょう。

特にホテルで宿泊する人は、乾燥や、毛羽立った寝具やタオルによって痒みが引き起こされることがあります。

部屋に入ってすぐ、シャワーを出して、少し加湿するだけでも変わりますので、もし乾燥が気になる人は、一度試してみてください。

 

年齢や性差、痛みやかゆみ、頻尿など自力ではどうにもならないように感じる身体的要因の睡眠障害ですが、冷静に原因を見つめて、対処方法を無理なく習慣化できれば、今よりも悩みがグッと減ると考えられます。

 

心的要因

会社でのストレスや納期の問題。

人間関係の悩みや司法が絡む問題など、現代社会は昔に比べて、心的要因が非常に大きい世の中となっています。

 

心的要因による寝不足感や、睡眠障害が発生している場合、鬱病の手前もしくは、鬱病になっている可能性が高くなります。

ネガティブに捉えるのではなく、今すぐにできる対策をうっていくことが大切です。

まず、自分の状態や置かれている状況を冷静に見つめ直し、焦らずすぐに着手できることを小さなことでも繰り返し対応していくことで、少しずつ心的ストレスを軽減することができます。

 

別の事態として、睡眠負債に代表されるように、自分の思った通りに睡眠が取れないことの不満や、睡眠に対して漠然と不安がある場合も、大きなストレスが発生します。

睡眠とは本来、リラックスしてとるものです。

  • 「イライラしてしまう」
  • 「睡眠が原因で悩んでしまう」

その睡眠に対して、このようなネガティブな感情を抱いてしまうというのは、本末転倒です。

 

まずは睡眠に対して肩の力が抜けるように、正しい知識を身に着けて行動するようにしましょう。

あとは、眠る前にイライラしてしまうと、交感神経(アドレナリンやノルアドレナリン)が優位になってしまいます。

 

交感神経が優位な状態で、強引に眠ろうとしても、逆に脳の中で何度も興奮する事態を思い出してしまい寝付けないことになります。

イライラがある時には、一旦眠るのをやめて、外に出てランニングをするくらい思い切った行動をすることが重要です。

 

環境的要因

環境とは、寝具環境(布団の重さや枕の高さ、枕の硬さなど)や照明、暑い寒いといった温度や湿度、騒音、時差など自分の内面から発生する睡眠障害以外の要因で発生するものを指します。

内面ではなく外面ということは、目に見える状態であることや、数字で確認できるものも多いため、比較的環境要因は改善しやすいと考えられます。

 

心的要因や身体的要因の場合であったとしても、環境的要因から修正することで、睡眠障害が改善される場合もあります。

一つ一つの事柄を、どんな小さな原因だったとしても軽んじることなく修正することで、毎日の睡眠状態が安定します。

少しでも気になる環境要因があれば、まずは変化してみることをオススメします。

 

例えば、エアコンの温度を1℃変化してみるであったり、枕の位置を逆にしてみる、アロマを炊いてみるなど、1分以内に対策できることもたくさんあります。

今の状態よりも悪くなったら…と思う人もいるかもしれませんが、もし悪くなったとしても、翌日に元に戻すだけで、元通りの睡眠となります。

大きな工事や、引っ越しでもしない限りは取り返しのつかない事態にはならないので、まずは気軽に環境変化をしてみましょう。

 

イヤイヤ、ダラダラ変えるのではなく、楽しんで環境を変えていくことも非常に大切な要因です。

 

生活習慣によるもの

カフェインの過剰摂取、アルコール、ニコチン、運動不足、薬、生活習慣から睡眠障害を発生する場合もあります。

 

生活習慣からの睡眠障害を防ぐには、「自分の生活習慣が睡眠に影響を与えていることを認めること」から始まります。

人間は面白いもので、普段、何気なくしている行動がどれだけ害悪だったとしても、軽んじて認識してしまうことがあります。

 

他の人からみて、驚くほど悪習慣だったとしても、本人は全く無自覚で毎日繰り返している場合もあります。

まずは、他の人の意見やネット上で拾った情報を自分事として捉えて、少しでも生活習慣に変化を持たせることが重要となります。

 

以上が不眠症を引き起こしてしまう原因になります。

 

過眠症(寝すぎ)

長時間寝ているにもかかわらず、寝起きがだるいことや、日中に強い眠気を生じてしまう事態が発生する症状がある場合、過眠症の可能性があります。

過眠症にもいくつかの種類があるので、どのようなタイプがあるのか、まずはチェックしてまいりましょう。

 

過眠症の種類と各症状

ナルコレプシー

ナルコレプシーは日本全体で、0.05%〜0.1%(1000人から2000人)の中に1人いるといわれている病気です。

10代でストレスが多くかかっている人に発症することが多いと言われています。

 

ナルコレプシーはオレキシン欠乏症という別名があります。

 

主な症状としては、日中に非常に強い睡魔に襲われる事になり、居眠りを頻繁にしてしまいます。

また、カタプレキシーという合併症を併発することも多く、カタプレキシー(情動脱力発作)も併発している場合は、情動が動いた時に、眠ってしまうことがあり、怒ったり、笑ったりなど感情を伴う動作を伴うと、体の力が入らなくなってしまい、最悪の場合には、その場で倒れ込んでしまうと言われています。

身体だけレム睡眠のような状態になることもあり、その場合は金縛りにあったり、現実と非現実との区別がつかなくなってしまうことがあります。

 

平成26年6月から、【重度の眠気を呈する睡眠障害】という項目が付け足されました。

「運転免許証の取得や更新時に重度の眠気がある(過去にあった)にもかかわらず、公安委員会の質問表の該当質問に対して「いいえ」と回答した場合には懲役1年以下、もしくは罰金30万円以下に課せられる可能性があります」といったものです。

この重度の眠気を呈する睡眠障害に代表されるものが、ナルコレプシーとなります。

よって、ナルコレプシーの方は、適切な処方箋などがない状態で車やバイクの運転を行うと罰せられることがあります。

 

これは、道路交通法が意地悪をしているのではなく、それほどナルコレプシーといった睡眠障害の方の事故の可能性が高くなるということです。

運転をするということは、万が一の事故の際は他の人や物事も巻き込んでしまうこともあります。

ナルコレプシーの疑いがあるという方は、まずは病院に行き、オレキシンの分泌が行われているかどうかをチェックしてみましょう。

具体的にはこちらのページといった詳しく診療内容を記載している機関をご参照ください。

>> 睡眠障害の国際分類に基づくナルコレプシーの診断基準

 

ナルコレプシーによる居眠りは長くても30分以内と、非常に短いのが特徴的で、目覚めたあとには多少爽快な感覚がします。

 

突発性過眠症

特発性過眠症(「とくはつせいかみんしょう」と読みます)は、昼間の眠気と居眠りが主な症状の睡眠障害です。

特発性という名前からも、現代の医学や睡眠学でも原因が判明していない病気となります。

また、一般的な認知も非常に薄く、睡眠の専門医も少ないこともあり、特発性過眠症の患者は、仕事や学業において、非常に大きなビハインドを背負うことになります。

 

ICSDによる診断基準によると、特発性過眠症の発症は、25歳未満となっています。発症率は5,000人〜6,000人の内1人となっており、ナルコレプシーよりもさらに少ないと言われています。

特発性過眠症は特効薬や有効な成分も全く判明しておらず、自然治療も難しいと言われています。

 

ナルコレプシーのように、いきなり急激な眠気に襲われて突然眠ってしまうのではなく、徐々に眠気が強くなります。

ナルコレプシーよりは日中の眠気は弱く、入眠までの時間も、発症してから短くて3分、平均して6分程といわれています。

 

特発性過眠症によって居眠りをした場合、睡眠時間は1時間以上継続し、その後にはスッキリと覚醒することができないという特徴もあります。

爽快な感覚を得づらいため、睡眠に関して満足度が非常に低くなります。

 

また、夜に寝る時間が一晩で10時間以上になるということもあります。

原因不明ということも相まって、特発性過眠症を重病指定にする署名活動も行われています。

 

反復性過眠症

反復性過眠症(周期性傾眠症)は、ナルコレプシーや特発性過眠症よりも、さらに発症率の低い睡眠障害です。

発症のタイミングは、10代の間で発症し、女性よりも男性が発症しやすいと言われています。

 

症状としては、眠気を起こす時期(病相期)というのが3日から3週間ほど継続して、眠気にそこまで悩まない期間(病相間歇期)をさらに3日から3習慣継続します。

この睡眠障害は発症した後に、自然と回復する、あるいは、不定期でまた同じような症状が現れることがあります。

 

「それって、ダラダラしているだけなのに、病名をつけて病気にしているだけじゃないの?」

と思われるかもいるかもしれませんが、病気には特有の脳波などがあり、一概に精神論や躁鬱病だけでまとめられるものではありません。

また、必ずと言っていいほど睡眠障害の患者は周囲の理解を得られないという悩みを持っています。

 

居眠りなどの指摘を繰り返している社員がいる場合は、大げさと思われるかもしれませんが、早めに医師の診察や採血などをとるよう指示を出すことも推奨しています。

 

過眠症の原因は?

確率が1000人に一人であったり、5000人に一人とはいえ、過眠症が生じてしまう原因は何なのでしょうか?

一般的な医療の中では、原因は以下のように言われています。

 

ロングスリーパーである

日本人口の約5%はロングスリーパーであると言われています。

遺伝や生まれつきという理由から、過眠症で言われるような症状を発症するという説です。

 

しかしながら、睡眠とは環境によって大きく変化するものであり、「遺伝や生まれつきでどうしようもない」という免罪符は抜本的な解決する可能性を放棄することに繋がります。

「過眠症で困っている、周りから理解されない…」としても、諦めず今できることを一つ一つ丁寧に行動することが大切です。

 

ストレスがたまっている

睡眠障害の8割以上がストレスが原因とされています。

30年ほど前は、睡眠とは心理学として取り扱われていたことからも、心理的要因がいかに睡眠に対して大きな影響を持っているかが伺えます。

 

ストレスが溜まっている状態で眠ると、筋肉がうまく弛緩できないことや、脳がそのストレスのことばかり考えてしまい、偏った思考を睡眠中も継続してしまいます。

翌日以降のパフォーマンスに大きな影響が出ます。

 

本来、快適に目覚めていたところから、ストレスによってグッスリ眠った感覚が薄くなると、「もっと眠っていたい」と感じてしまいますよね。

結果として、睡眠時間だけがいたずらに伸びてしまう習慣が身につきます。

 

このようにストレスが過眠症になってしまう原因と言われていますが、詳しいことはわかっていないのが現状です。

 

概日リズム睡眠障害

概日リズム睡眠障害というのは、昼と夜のサイクルといった体内時計のリズムが合わないという障害です。

 

現代はオフィスワークなどが主流となり、太陽の光を浴びることも少なくなっています。

こういったことから、メラトニンの体内時計を修正する機能がうまく働かず概日リズム睡眠障害となっている可能性もあります。

 

体内時計がズレてしまうとどのような現象が起こるかというと、自分が眠りたいときに、睡眠をとることが出来ずに、自分の活動に支障をきたしてしまうこともあります。

 

概日リズム睡眠障害の症状の種類や症状・原因は?

 

交代勤務による睡眠障害

常に勤務時間が変化してしまう職業についている人が起きやすいです。

日勤と夜勤が変動することで、自分の望む時間帯に睡眠を摂取しづらくなります。

リズムが大きく変わっても、体内時計は外界の昼や夜に同調していることもあって、概日リズム睡眠障害が生じてしまいます。

結果として、頭が働かなくなってしまい、倦怠感や食欲不振、作業効率の低下、勤務中の頭痛など、種々の症状が現れます。

 

交代勤務による睡眠障害の解決方法として、長時間睡眠によって解決を図る人もいますが得策と言えません。

長時間睡眠で眠れなくなるほど眠るのは、バイキング形式(ビュッフェ形式)のレストランで食べられないほど食べるような状態に似ています。

眠れなくなるほど眠ってしまうと、過眠症の併発が起こる可能性もあります。

 

食事といった睡眠以外のアプローチも、概日リズム睡眠障害には非常に有効です。

生物は腸が最も初めに出来た器官と言われています。

そのため、脳よりも腸の影響を受けやすく、特に体内時計の修正において、腸からアプローチするのは非常に有効です。

 

具体的には、食事のリズムを一定に保つことで、ズレかけたリズムをもとに戻すことができます。

日勤のときと夜勤のとき、それぞれに食事のタイミングを決めて、そのタイミングを必ず守るようにしましょう。

想像以上に、概日リズム睡眠障害の様態を緩和できます。

 

睡眠相後退症候群

大学生や夏休みなどの長期休み中の小学生から高校生に多く見られる症状です。

明け方まで寝付くことが出来ず、一度眠った場合、昼過ぎまで眼が覚めなくなってしまう厄介な症状です。

 

原因としては、体内時計が遅れてしまっているのが大きな原因であると言われています。

概日リズム(サーカディアンリズム)と言われる体内時計は、もともと、24.14時間で設定されていると言われております。

早起きよりも夜更かしのほうが簡単なことからも、体内時計が長めに設定されているというのは納得しやすい理論です。

 

睡眠相後退症候群を発症しているときに、無理をして起きようとすると、強い眠気や倦怠感を生じることになります。

もし日付に余裕があるのであれば、徐々に後ろに睡眠時間をずらし、丸一日後ろに体内時計をズラすほうが、体内時計を早めるよりも簡単で、つらさがありません。

 

もし睡眠相後退症候群が常習化すると、朝寝坊が多くなって、会社や学校に定時でいけなくなってしまいます。

社会的信用が0になる前に、お正月やゴールデンウィーク、お盆やシルバーウィークといった大型連休で崩れてしまったリズムはなるべく早めに戻すように心がけましょう。

 

睡眠相前進症候群

高齢者に典型的な睡眠障害と言われています。

こちらは、睡眠をとりたくなるのが早くなり、早朝に眼が覚めてしまうという症状が現れます。

睡眠のリズムが前にズレるという経験は、ご高齢になるまでほとんど体感することがありません。

 

なので、睡眠相前進症候群となったときに、的確なアプローチができず、安易に睡眠薬の処方で解決を図ろうとする場合があります。

睡眠薬は適切に処方することを否定しませんが、安易に手を出してしまうことで、睡眠薬がないと生きていけなくなる事態も発生します。

 

睡眠薬の導入は慎重に行い、できることから一つ一つ丁寧に対策をしていきましょう。

体内時計が早く進んでいることもあって、夕方には眠たくなり、朝早くに眼を覚ますということになります。

 

非24時間睡眠覚醒症候群

あまりメジャーな病気ではありませんが、メラトニンをうまく受容出来ない人が陥りやすい疾患となります。

全盲の人が発症しやすく、全盲でなかったとしても、二度寝やスヌーズ機能を多用することで発生することもあります。

 

非24時間睡眠覚醒症候群の症状としては、寝付く時間や起きる時間が毎日数時間ずつ遅れていきます。

 

体内時計が朝の光に合わせて上手く戻らないことが主な原因となっています。

大学生や長期休暇のときによく見られるのですが、昼夜が逆転してしまった結果、生じることがあります。

 

不規則型睡眠覚醒

睡眠と覚醒が昼夜を問わずに、不規則になってしまう病気です。

夜に眠ることが出来なかったり、日中の睡魔がとれなかったり、昼寝を頻繁に摂りたくなるなどの症状が見られます。

 

医学的な原因としては、脳梗塞などによって、体内時計をリセットするための機能が弱くなってしまった状態で、社会的接触が少なくなると、発症しやすいです。

また、身体障害で常にベッドの上で生活せざるを得なくなった場合に、生じやすいと言われています。

 

時差障害

いわゆる時差ボケの状態がこの時差障害です。

さらに、帰国後も時差ボケの状態が続くと、時差の差が激しい地域にいくと、かかりやすいといわれています。

 

症状としては、時差障害が発生すると、いつも眠る時間に眠れなくなるだけじゃなく、今までストレス無く出来ていた行動が、なぜか気が乗らなくなったり、全く着手ができないような状態になることもあります。

また、眠気や疲労感に襲われたり、消化器官の不調の不調が生じることがあります。

 

時差障害が原因は、時差が激しい場所に旅客機を使って高速移動で行くことによって、時間の感覚がおかしくなるからと言われています。

その他にも、普段眠っている時間から明らかに外れるほど長時間睡眠をとることで、身体がその変化についていかず、時差障害と同じような症状が出ることもあります。

 

自由継続型

社会的に認められる生活リズムと、体内環境が同調できずに起こることが原因で生じる症状です。

社会生活に合わせた時間に就寝・起床することができなくなります。

視覚障害者に起こりやすいことから、メラトニンの不足だと考えられていますが、エビデンスが乏しく、睡眠の専門家でも詳しいことは判明していないのが現状です。

睡眠呼吸障害

睡眠の最中に、異常な呼吸を示す病態の総称を睡眠呼吸障害といいます。

睡眠時無呼吸症候群が有名になり、よく耳にするようになりました。

 

100人に1人の割合で発症すると言われており、特に中年期の30歳から60歳の男性で4%発症すると言われています。

女性の場合、2%前後発症すると言われています。

 

睡眠時無呼吸症候群は、夜に睡眠をとっていると、何度も呼吸が止まってしまいます。

1時間あたり5回以上の無呼吸の状態になると、睡眠時無呼吸症候群となりますが、

無呼吸の状態が5回にならなかったとしても、睡眠時低呼吸症候群という病気も存在し、いずれにしても日中の睡魔が非常に大きく発生します。

 

睡眠時無呼吸症候群の症状は?

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome,略してSASと言われることもある)の95%は、閉塞性と言われています。

10秒以上、気道に空気が入ってこない状態が継続すると無呼吸状態とし、この無呼吸状態が7時間睡眠の間に30回以上発生すると、医学的に無呼吸症候群となります。

 

運転中の事故の発生率が5倍以上になると言われているほど、日中に耐え難い眠気に襲われます。

また、睡眠時に大きないびきをかくため、家族の安眠を妨げることにも繋がります。

 

直接的な症状だけでなく、睡眠時無呼吸症候群は多くの場合、高血圧・虚血性心疾患・脳梗塞といった合併症を伴います。

 

また、睡眠時に窒息感やあえぎ呼吸が生じることがあります。

さらに、頻尿や頭痛、覚醒時の倦怠感等に繋がったりしてしまうわけです。

 

本人が自覚していることが少ないということもあって、周囲の人たちの注意も必要になります。

 

睡眠時無呼吸症候群の原因は?

それでは、睡眠時無呼吸症候群の原因には、どのようなものが考えられるのでしょうか?

医学的には、上気道(空気の通り道)が閉塞することによって起きます。

閉塞する原因はいくつかあるのですが、肥満体質で太っていることや脂肪が多くて首が短くなっていること。

その他にも、舌が大きかったり、顎が小さくても発症しやすいと言われています。

 

オンディーヌの呪い

睡眠時無呼吸症候群と似ているようで全く違う病気に、肺胞低換気症候群(はいほうていかんきしょうこうぐん)という病気があります。

先天性の場合、先天性中枢性肺胞低換気症候群(せんてんせいちゅうすうせいはいほうていかんきしょうこうぐん)と名付けられ、脳幹部の自律神経中枢が先天的に機能不全を起こしている場合に発生する呼吸障害となります。

この病気は、肺胞での換気量が低下したことにより、体内の酸素が不足し、二酸化炭素が蓄積した状態となり、主に睡眠中に発生し、死につながります。

 

水中で呼吸ができないような状態に似ていることから、”オンディーヌ(ウンディーネ)の呪い”と言われています。(騎士ハンスとの逸話あり)

睡眠時無呼吸症候群と似ている特徴としては、肥満の人が起こりやすいということです。

立循環器病研究センターの報告では、500人の検査をした人のうち、約80%が肺胞転換期症候群のリスクがあったそうです。

 

むずむず脚症候群(レストレッグス症候群(RLS))

むずむず脚症候群(レストレッグス症候群)。

別名、下肢静止不能症候群はと言葉の通り、眠ろうとしたときに、下肢や足にむずむずとした感覚が発生して、なんとも言えない不快感を生じます。

まるで、虫が這うかのような感覚に囚われ、寝ようと思ってもなかなか寝付くことが出来ないというものです。

 

この症状の患者さんは人口2%から4%ほどと言われています。

人数的には200万人から400万人ほど。

 

これらの症状は、体を動かすことによって、多少の改善が可能です。

しかし、その場限りの改善では、安静な体制をとっていると、またむずむずしてきます。

 

レストレスというのは英語で、「そわそわとした」「落ち着きのない」といった意味があります。

夜に眠ろうとして、ベッドに入ったときにかぎらず、新幹線や飛行機、映画館などで、じっと座っているときには、脚の内から不快な感じがして、脚を動かすと和らぎます。

整体師の多くの方が、血流の低下に依る病症の発生を指摘しています。

むずむず脚症候群は、年齢が高くなるにつれてかかりやすくなるという調査報告が欧米の研究にあります。また、女性の方がかかりやすいという結果があります。

女性は筋肉量が男性よりも低く、血液のポンプ機能が弱いことからも、ご高齢の女性に多いという理由につながっていると考えられます。

 

対処方法としては、単純なウェイトトレーニング(筋トレ)が有効です。

特にふくらはぎは第二の心臓と言われるほど、血流において大切な部位です。

30cmほどの台を登っては降りてを繰り返すだけでも相当な効果を期待できます。

むずむず脚症候群が気になる方は、ぜひ今日から無理のないペースで習慣にすることをオススメしています。

 

周期性四股運動障害

周期性四股運動障害というのは、足や手がぴくつくことによって、何度も眼が覚めてしまい、深く良質な睡眠をとることが出来ないという症状です。

むずむず脚症候群と同じように取り扱われることが多く、合併症のような認識で手も動く場合に診断されます。

 

このような症状は、自分の意図に関わらず、生じるため、疾患として取り扱われています。

むずむず脚症候群と同じで、年齢が上がる毎に患者が増える傾向があります。

予防の方法についても、血流やリンパの流れを意識した運動やストレッチが効果的と考えられます。

 

自分が寝ている状態は認知できないので、周期性四肢運動障害を認知するためには、周囲からの指摘が必要です。

ただ、周囲からの指摘を受けたことが気になってしまい、不眠症に繋がる人もいます。

現在の活動にあまり影響がないと感じているのであれば、そこまで気にする必要はなく、深く考えすぎないようにしていきましょう。

 

睡眠時随伴症(パラソムニア)

睡眠時随伴症(すいみんじずいはんしょう・パラソムニア)というのは、睡眠をとっているときや入眠時、覚醒時に起きる意図しない悪影響が発生する症状の総称を指します。主に有名な症状としては、

  • 眠っているのに動き回ってしまう
  • 寝ぼけて階段や廊下で排尿(おしっこ)をする
  • いきなり大声を出す
  • 一緒に寝ている人に暴行を加えてしまう(レム睡眠行動障害)

といった症状があります。それぞれの症状について、詳しく説明致します。

 

睡眠時随伴症の種類と各症状は?

それでは、睡眠時随伴症の種類や症状について見ていきましょう。

睡眠時遊行性(夢遊病・夢中遊行症)

睡眠時遊行性というのは、小学生によく見られる症状です。

夢遊病という言葉が一般的で、ノンレム睡眠の第三段階〜第四段階のときに、生じると言われています。

 

入眠から3時間以内に多くの場合が発生するため、ノンレム睡眠の第三段階〜第四段階が主に発生する時間と合致するためです。

複雑な行動も行うことがあり、手足を動かした後に、何度も同じ動作を繰り返したり、布団やベッドの上で排尿をすることや、重度の場合は、着替えて外を歩きまわることもあります。

さらに、簡単な質問などにも回答し、目も開いています。

 

「目を開いて、質問に回答しながら外に出るくらい行動しているのなら、寝ていないのではないか?」と思われるかもしれませんが、本翌日に、本人がとっていた行動を説明しても全く記憶に残っていません。

脳波を測定しても、睡眠時と同じような波形が出ているため、睡眠と認知されています。

 

睡眠時驚愕症(夜驚症)

睡眠時驚愕症も睡眠時遊行症と同じように、小学生(10歳未満)に多く見られる症状です。

夜驚症とも言われていて、遊行症と同じように深い眠りに落ちているときに発症する症状で、夢遊病と同じように入眠から3時間以内に発生し、ノンレム睡眠の第三段階〜第四段階の時に起こるといわれています。

 

症状は夢遊病とはうってかわって、悲鳴や鳴き声が寝ているときに聞こえてきて、突如起き上がったり、寝ぼけた状態に陥って、精神が錯乱しています。

 

起きやすい状態の睡眠段階で発生するわけではないので、頭を撫でたとしても、寝かしつけをしようとしてもほとんど効果がありません。

数十秒〜数分で症状がおさまり、その後は今までと同じように睡眠を継続します。

一晩で発生する回数も殆どの場合が1回までとなっているため、もしお子様が夜驚症を発症したとしても慌てずに、見守ることが大切です。

 

夢遊病と同じで、成長するにつれて、症状が収まります。

症状が非常に激しいので、大きな病気や異常だと思ってしまう人がいます。

 

夜驚症や夢遊病が原因で、本人の脳や状態に、後に大きな障害などが発生した事例はありません。

本人に伝えても、気にしすぎて眠れなくなることもありますので、優しく見守ることが良い対策といえます。

 

悪夢

寝ているときに、とても生々しい夢を見たときに、恐怖や不安を感じて、生命の危機を感じでうなされて、起きてしまうということを悪夢といいます。

夢はその日に経験した事象や、見聞きした事象をまとめていると言われており、面白い例題としては、犬は匂いの夢を見る(嗅ぐ)ことがあると言われています。

 

その動物ごとの、重要な部位に偏った情報が夢で再生されるという説もあります。

夢占いなどでもある通り、心理学に活用されることが多くあります。

 

また、不明なことも多いことから、”宇宙との繋がり”まで含めて様々な説があり、悪夢を含めた夢自体に意味合いを求める人も多くいます。

 

しかし、正夢や予知夢を含めて夢で現実が変わるといったことはなく、夢の意味合いについては、全く証明されていません。

一晩の間で、実はたくさんの夢を見ていますが、記憶に残るのは最後の夢だけです。

よって、最後の記憶に残っている夢だけで全てを判断することは難しいと考えられます。

 

また、心理学的には悪夢は脳が解決や精神の負担を減らすために見させているという意見もあります。

悪夢そのものを悪く表現している医師や専門家もほとんどいないことから、悪夢が何か健康や睡眠障害といった形で、自分自身に悪影響を及ぼすとは考えなくても良いと考えられます。

 

レム睡眠行動障害

レム睡眠行動障害とは、レム睡眠を行っている最中の夢がリアルの行動に現れてしまう現象です。

夢遊病や夜驚症は脳波が落ち着いているノンレム睡眠時に発生することに対して、レム睡眠行動障害は脳波が激しく発生しているレム睡眠時に発生することから、行動が激しくなり、非常に危険性が高くなります。

 

具体的には、夢の中で行動しているであろう、行動を激しくとったり、大声で寝言を行ったり、体を激しく動かしたりというような症状が見られます。

症状の重い人は、隣で寝ている人を殴りつけることや、夢の中の恐怖から逃れるために窓から飛び降りるといった事例もあります。

 

寝起きに拳に血がついていたり、睡眠中に怪我や打撲の跡がある場合は、レム睡眠行動障害の可能性があります。

レム睡眠行動障害の疑いのある場合、その危険性からも、すぐに睡眠の専門家に相談することを推奨しております。

 

身体疾患や精神疾患と合わさった不眠

以下のような身体疾患や精神疾患が発病していると、睡眠障害が併発する可能性があります。

  • 皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、老人性皮膚疾患)
  • 循環器疾患(心不全、高血圧)
  • 血管性障害(脳血管障害)
  • 消化器疾患(腹痛、下痢、嘔吐など)
  • 内分泌系および代謝障害(肝不全、腎不全など)
  • 頻尿(前立腺肥大など)
  • 呼吸器系疾患(肺炎、気管支喘息など)
  • 神経疾患(神経症、うつ病、統合失調症)

 

睡眠とは、様々な行動の中の1つの選択肢であり、上記のような身体疾患や精神疾患が実際の活動に影響があるのと同じように、睡眠にも影響を与えます。

睡眠に影響があるということは、覚醒時にも影響があるという認識でほとんどの事象が成立します。

 

睡眠障害の治療方法や治し方は?睡眠不足は?

それでは、睡眠障害の治療方法や治し方について詳しく解説していきます。

ショートスリーパー ®堀流の持論

私が、睡眠障害に対してどのように対処していけばいいのかについて紹介していきます。

 

ズバリ全体的にいえることは、「気にしない」ことです。

 

睡眠は元々心理学として取り扱われていて、現在もエビデンスは非常に少なく、ほとんどの病名の原因やメカニズムなどは解明されていません。

その中で、症状をピックアップして、通常ではない動きや行動に対して、形容詞の感覚で病名を名付けているのが、睡眠障害や不眠症となります。

 

もちろん、オレキシンの不足が発生要因と解明されているナルコレプシーといった、メカニズムが解析されていて、さらに薬もあるものも睡眠障害の中には存在します。

 

しかし、特効薬が分かっていない睡眠障害に関して、気にしすぎることで、どんどん眠れなくなるという事態も発生します。

  • 睡眠が浅くなるのではないか?
  • 深い睡眠の恩恵を受けられないのではないか?

といった不安も発生すると思います。

 

しかし、現在の睡眠で「深い睡眠」や「浅い睡眠」という定義はなく、「起きやすい睡眠状態」なのか「起きづらい睡眠状態」なのかで浅いと深いが区分されています。

「起きづらい睡眠=深い睡眠じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実際には脳波が弱くなっているだけです。

必ずしもノンレム睡眠の段階の深い睡眠を摂取することで、翌日の調子が良くなるわけではありません。

むしろ、浅い睡眠といわれる、レム睡眠にこそ価値があることもあります。

 

このような不明点だらけの状態で語られている睡眠神話や、睡眠負債といった言葉で語られる睡眠のリスクを感じて、不眠症や睡眠障害になってしまっては本末転倒となります。

いたずらに不安や不満を膨らませる報道を信じるのではなく、自分自身が睡眠に関して幸福になるための情報をピックアップして取捨選択するなども良いです。

 

一般的に言われることや厚生労働省の報告書は?

睡眠障害の対処法に関して、平成13年に厚生労働省の精神・神経疾患研究「睡眠障害の診断・治療ガイドライン作成とその実証的研究班」平成13年度研究報告書によると、睡眠に関して以下のような提言を行っています。

 

睡眠時間は日中の眠気で困らないならOK

睡眠時間は基本的に、日中の眠気で特に支障をきたさない限り、基本的には大きな問題がないと言われています。

歳を取るにつれて、睡眠時間は短くなるので、一概に8時間睡眠がよいとはいえないということです。

 

多くの人が眠る理由として、「眠たくなるから」という理由があると思います。

もし3時間といった睡眠でも日中の眠気を起こしたくない、ショートスリーパー ®になりたいという人がいれば、お気軽に弊社、一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会までご連絡ください。

 

刺激物を避けて、リラックスするための方法を見つける

就寝前に、体を刺激するような食べ物や飲み物は摂取しないことを摂取することをおすすめします。

胃の中に溜まりやすい食べ物や飲み物というのは、睡眠時の邪魔になります。

  • コーヒーなどカフェインを含む飲み物
  • 揚げ物
  • ドレッシングとマヨネーズ
  • 香辛料

 

コーヒーなどに多くふくまれるカフェインには脳を覚醒するとよく言われますよね。

なので、良質な睡眠をとりたいと考えた場合には、摂取を控えることを推奨します。

詳しくはこちら、【レッドブルの記事】をご参照ください。

 

また、揚げ物ですが、食べ物の中でもタンパク質や油というのは分解しづらいと言われています。

さらに、ドレッシングやマヨネーズを含め、使用される多くの油は酸化した油ですので、摂取し続けると、アクリルアミドが体で発生します。

このアクリルアミドには様々な病気を誘発するとも言われていて、取り過ぎはよくないのです。

 

最後の香辛料ですが、唐辛子などは、体の体温を高めて、胃腸の働きを活性化させる働きがあります。

この胃腸の働きの活性化が睡眠を阻害してしまうこともあります。

あくまで身体内から胃腸が繊毛運動をすることで、胃腸が活性化されることが自然です。

外部要因に依る胃腸の活性化は身体の中で異常と判断されて、寝ている場合ではないと睡眠状態から中途覚醒してしまうこともあります。

 

眠たくなったときに寝床で就寝する

あまりに寝なければいけないという思い込みを抱えていると、寝付きが悪くなります。

必ずしも長時間眠る必要はありません。

 

むしろ、緊張した状態で長く眠ってしまうことで、翌日以降のパフォーマンスが下がってしまうこともあります。

思い切って起きて運動や読書といった知的活動をすることで、心地よい倦怠感が発生して熟睡できることもあります。

睡眠に対して焦らずに行動してしっかりと余裕をもった感覚で眠るようにしましょう。

 

また、寝床や寝室以外での睡眠が癖になると、メリハリがつけられなくなる危険性もあります。

起きて活動する場所と眠る場所をしっかり区別して生活する癖をつけましょう。

 

毎日同じ時間に起床する

人は自力で生きているわけではなく、環境の力や習慣の力を上手く活用して生活しています。

毎日同じ時間に起床することで、睡眠障害になる可能性を下げることができます。

 

逆説的に表現すると、不規則な生活は体内時計やリズムを上手く調整できなくなり、一時的な不眠症や睡眠障害を発生させる要因に繋がります。

一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会でも、起床時間を決めて、なるべく毎日固定化するように指導しています。

 

睡眠時間を固定化する理由としては、前述の通り、睡眠障害などのリスクを下げることと、起床時間が固定化されることで、起きた直後から快活に動くことができるためです。

もし朝、寝起きで困っているということがあれば、起床時間を固定化することから始めてみてはいかがでしょうか。

 

太陽の光を上手く活用する

朝起きたときに、太陽の光を感じられる場所で寝ることもおすすめです。

太陽の光を浴びることで、メラトニンという物質が夜に分泌されることになります。

メラトニンは、実際には睡眠の効率を上げるといった作用ではなく、体内時計を本来あるべき時間に戻してくれる作用があります。

時差ボケの状態に悩んでいる人にもオススメです。

 

3食の食事と規則的な運動を行う

食事方法に関しては、1日1食を推奨する人たちもいれば、私の場合は1週間に3食の食生活を推奨したりと、意見は分かれます。

様々な意見が飛び交い、断定することは難しい部分のですが、一つの基準として、厚生労働省が提示しているのは1日3食の食事です。

 

朝食をしっかりと摂取することで学力に差が出るというエビデンスもあります。

例えば、朝食そのものの効果で学力に差が出ているかはわかりませんが、朝食をとれる家庭というのは、しっかりと時間に余裕を持った行動をすることができていると言えます。

 

つまり、3食の食事を規則正しくとることができる人は、それだけリズムが崩れにくい生活をしていると言えます。

前述の通り、多くの睡眠障害や不眠症は、生活リズムやバランスが崩れることで発生します。

 

1日3食を取る時間のない人や、1日2食、1食を実践している方の場合には、普段の食事の時間帯を固定するようにしてください。

 

また、食事と同様に(食事以上に)定期的な運動をすることを推奨しています。

運動は始めるまでは、「運動をしましょう!」という発言に対して億劫に感じますが、”動物”としての本能からも、身体を動かすことで、どんどん運動に対してポジティブな状態となります。

一度運動に対してポジティブになれば、その後は無理のない範囲で継続することも良いですし、身体を鍛えていくことも良い循環を生み出すことに繋がります。

 

また、運動を行うことによって、しっかりと副交感神経への切り替わりが明確になり、想像以上にリラックスしやすくなります。

 

昼寝をするなら15時前の15分がおすすめ

睡眠をとる場合には、長い昼寝は推奨できません。

逆に、いつでも睡眠をとる癖がついてしまったり、いつでも眠気が発生することで、ぼんやりとしてしまう原因につながります。

 

夜に7時間以上眠っている人が、夕方以降に昼寝をとると、夜に寝付けなくなることや、睡眠そのものに悪影響をおよぼすことがありますので、注意が必要です。

15分以内の短い仮眠をパワーナップといいます。

 

このパワーナップはノンレム睡眠段階に移行する前に目覚めるため、非常に目覚めもよく、最も効率よく眠気を飛ばせる方法となります。

ダラダラしないことが非常に大切です。

 

眠りが浅いと感じるときは遅く寝て早起きにする

眠りが浅いと感じるには、一度勇気を持って寝る時間を遅くするのがおすすめです。

眠る時間を遅くすることで、ダラダラとした睡眠全体のバランスが引き締まったものになります。

 

もちろん、あまりに遅い時間に入眠すると、翌日の睡眠不足を引き起こしてしまいますが、熟睡感を得たい人は、一度睡眠時間にこだわるのではなく、睡眠による効果を学び、しっかりとメリハリのある行動をとることを推奨しています。

8時間を越えて、あまりにも寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減ってしまいます。

 

「江戸時代の睡眠時間はもっと長かった」といったお話もありますが、文化や食生活などが大きく変わっていることから、一概に江戸時代と同じ睡眠をとることが自然なことや、良い睡眠をもたらすとは限りません。

 

今の自分の生活で、睡眠時間が短いことが自然であれば、その状態でも上手く生活できるノウハウを学ぶことを推奨しています。

もし、ご興味があれば、こちらの説明会にて、詳しくお話していますので、睡眠に関して聞きたいことや、睡眠時間が短くても眠気無く活動したい人は気軽にご相談ください。

 

睡眠中の激しいイビキや呼吸停止などは専門家に相談する

睡眠中に生じる激しいイビキや呼吸停止。

そのほかにも、むずむずとした感じや足にぴくつきに感じた場合には、専門家に相談することをおすすめします。

 

一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会では、イビキが激しい人は、むしろ睡眠時間を短くすることで、酸素不足や異常な身体の状態の時間を軽減すると伝えています。

たかがイビキ…ではなくしっかりとメカニズムや、改善するための方法があるのであれば、しっかりと改善しておくことを推奨しています。

 

今は鼻につけるシールといったイビキ対策グッズもあり、安価で購入できることからも補助として活用している人は少なくありません。

 

日中の眠気が強いあなたは専門医に

長時間に渡って、日中の眠気を感じ、仕事や学業に支障がある場合には専門医に相談することもポイントです。

自分では知ってすらいなかった睡眠障害の可能性もあります。

ただし、医師や専門家に言われたことで、ネガティブになってしまうのであれば、逆効果といえます。

 

あくまで現状を把握するために医師に相談し、その上で、活動中にしっかりと対策や予防策を踏まえて行動することが大切です。

 

寝酒は飲まない

睡眠薬の代わりに、寝酒を飲むことは全く推奨できません。

飲酒の状態で眠ったとしても、脳波は睡眠の状態のように、リズムを描かず、実は気絶と同じように、ほぼ脳波が出ない形となります。

これは血液脳関門(ブラッドブレインバリア)というものをアルコールは突破して、脳に直接作用してしまうために起こる弊害です。

 

寝酒をしたほうが寝起きがいいという人は、本来睡眠中に出ているGABA(ガンマアミノ酪酸)という物質の影響を起床時に緩和するホルモン(コルチコトロピン)が出ているのですが、二度寝やスヌーズ機能を多用することで、起床時にこの効果が薄まっている可能性があります。

結果として、GABAが発生しないアルコールをとったあとの睡眠の方が寝起きが良くなり、アルコールを飲んでから眠ることを非常に好意的に感じることに繋がります。

 

しかし、あくまでそれは気絶状態からの回復であって、健康的な睡眠とはかけ離れたものになります。

アルコールを飲むことで、気絶の段階から、睡眠の脳波に切り替わる際、夜中に目覚めてしまう原因にもなり得るので、その点は要注意です。

 

睡眠薬は医師の指示で使用する

睡眠薬を使用するというのを全否定しているわけではありません。

睡眠に障害があることや、睡眠で悩んでいるという事態は、想像以上につらいものです。

そのつらさを知らない人が、むやみに薬は良くないと発言するのは、苦しみに対して無責任です。

 

しかし、「健康的な睡眠の状態を作り出しているのか?」という問に対しては、睡眠薬による睡眠ではYESと言いづらいのも本当のところです。

まずは補助として、お薬を服用し、日中に太陽の光を浴びることや、適切な運動をすることなどを繰り返して、徐々に動物としての地力を向上させて、睡眠薬なしでも睡眠がとれるようになっていきましょう。

小手先のテクニックだけでなく、自分自身の睡眠力をしっかりと向上することが大切ということです。

 

病院は何科?更年期の不眠対策はあるの?寝過ぎはよくない?Q&A

病院は何科に行けばいい?睡眠外来はある?

睡眠障害にかかった場合には、病院の何科にいけばいいのかわからないという声を聞いたりします。

睡眠外来ってあるのか気になる方も少なくないでしょう。

 

睡眠を専門にしている病院というのは数が少ないです。

一般的には、大きな病院の精神科医や精神神経科、心療内科にかかるのが一般的と言われています。

これは睡眠の専門家の多くが心療内科や心理学出身であることから、睡眠は心療内科の取扱になっています。

 

一般の医師でも症状を話すことで、診療科目を問わず、睡眠薬の処方箋を書いてもらうことは可能です。

目当ての睡眠薬がある場合などは、医師に相談してみることも1つですが、自分で勝手に判断してしまうことは危険性を伴います。

 

タバコのニコチンはあまりよくない!?禁断症状も!?

お酒やカフェインを含んでいる飲み物と同じく、タバコについても直前に吸うと睡眠を妨げると言われています。

吸った後には確かに快楽効果があるのですが、その後は一転して、覚醒効果が続きます。

 

ニコチンやカフェインを目覚めの補助として活用している人は少なくありませんが、無理をして起床し続けるよりも、一度15分ほどの短い仮眠(パワーナップ)をとることを推奨しています。

喫煙者は非喫煙者よりも寝付くまでに約5分、時間が必要になることや、睡眠時間は14分短く、ノンレム睡眠の第三段階や第四段階に関しては14%少ないという報告もあります。

 

タバコと言えば、ニコチンという成分が頭に浮かぶかと思いますが、このニコチンは人間の中枢神経や末梢神経に大きな悪影響を及ぼすということで知られています。

ニコチンが体内で分解されて、半減するまでに2時間かかると言われています。

ニコチンが体内に残った状態の場合に寝付きが悪くなり、睡眠中に眼が覚めてしまうというような事態にも発展しかねません。

 

さらに、喫煙者が禁煙をすると、ニコチンの禁断症状によって、日中の眠気が強くなり、夜に眼が覚める原因にもなります。

自分の狙いが覚醒したいのか、すぐに入眠したいのかによって、タバコの活用方法は変わると考えられますが、健康や周囲の人とのバランスなどを考えていただき、総合的に判断していただくことを推奨します。

 

子供の睡眠障害の対処法を教えてください

夢遊病や夜驚症など、子供がなりやすい睡眠障害は多数あります。

この記事にも前述しています。

睡眠というのは脳や体の働きを維持する上で重要な役割を果たすと考えられていますが、あまり考えすぎることは、お子様のストレスにもなりますし、親も漠然とした大きな不安を抱えることになります。

 

子供のときの睡眠障害によって、脳の成長が妨げられて、学習能力や身体能力の発育に問題が生じる可能性があると考えると、居ても立ってもいられないと思います。

 

しかし、子供の睡眠障害が発達障害などの発端になっているエビデンスは、今のところありません。

どうしても心配になる方は、漠然とした不安を家庭内だけで相談するよりも、まずは専門家に相談することを推奨しますが、その目的はあくまで、安心を得るために行くようにしましょう。

 

子供の睡眠障害の診断の場合には、問診が基本となります。

問診してみて、睡眠障害の疑いがあるとなったときには、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)が行われています。

この検査では、体の様々な場所に電極やセンサーをつけた状態で、睡眠時の脳波や心電図や呼吸の状態を確認します。

 

痛みはほとんどないので、その点も心配する必要はありません。

1つの学びや、経験といった感覚で、睡眠の診断を受けてみていはいかがでしょうか。

 

心臓病と睡眠の関係性は?

2015年6月にクロアチアで開かれたEuroHeartCare2015の中で発表されたRussian Academy of Medical Scienceの研究の中では、睡眠不足に陥っている男性には心臓発作と脳卒中が生じやすいと報告されています。

 

この研究の中では、心臓発作や脳卒中、糖尿病といった病歴がないロシアの25歳から64歳の男性657人を対象にして、睡眠の質について調査しました。

14年にわたって心筋梗塞と脳卒中の発生状況を調べたのです。

 

その結果、今回の試験で亡くなった50%近くが心血管疾患によるもので、心血管疾患による死亡のうち、80%近くが脳卒中と心臓発作によるものだったと言われています。

この追跡期間で心臓発作をした人たちの63%が睡眠に関する障害を抱えたといわれています。

睡眠障害がないグループと比較すると、睡眠障害を抱えていたグループについては心筋梗塞のリスクがが2~2,6倍に、そして脳卒中のリスクが1.5~4倍に増えたという結果が得られたといいます。

 

では、心臓病と睡眠に関係がありそうに感じますが、実際には心臓病と睡眠不足の関係は統計的な話のみで、メカニズムは何も判明していません。

むしろ、年末年始といった睡眠時間が増える時期にこそ心臓病や脳血管障害が発生することが多いこともあります。

統計をとるときに実際に睡眠の長短だけでなく、生活習慣や職業なども視野に含めて調査をしてみると、新しい発見があるかもしれません。

 

慢性肩こりと睡眠障害の関係は?

慢性肩こりと睡眠障害の関係性に関しては、磁気と健康の研究会という団体が情報を出しています。、

この研究会では、東洋医療と西洋医療に精通した専門家とメンタルヘルスと睡眠に詳しい専門家によって発足しています。

2012年に、磁気と健康の研究会は「慢性肩こり」と「磁気」に関する意識調査を実施しました。

 

そして、この調査では、週に1回以上肩こりを感じる睡眠障害の人たちが明らかになったのです。

このことからも、肩こりと睡眠障害には関係があると言われています。

 

肩こりを抑制するためには、運動やトレーニングが有効と考えられています。

睡眠障害にも運動や筋力トレーニングは有効のため、やはり身体を動かすことが現代の世の中を健康に生きる上で非常に重要な項目と考えられます。

生理と睡眠障害は関係あるの?

生理と睡眠障害には、色々と種類があり、PMS期に生じる不眠は月経前不眠症と言われています。

ある調査によると、41%の女性が月経に関連がある睡眠の変化が生じて、1%は月経前不眠症で、43%は月経前過眠症、5%は月経時不眠症であったと言われています。

 

具体的な対処法は睡眠障害への対処法でも説明させていただいた通りです。

それ以外にも、以下のような方法もおすすめですよ。

  • アロマを利用する
  • 寝る前から部屋の明かりを暗くする
  • 入浴を行う
  • ハーブティーなど温かい飲み物を飲む
  • 半身浴をする

 

ホメオパシーからみたときの睡眠障害の関係性は?

ホメオパシーは、健康な人に対して与えると、似た症状を引き起こす可能性がある物質をその症状を持つ患者に与えることで、体の抵抗性を引き出して解決をするというものです。

 

具体的には以下のような物質を使用します。

  • アコナイト
  • コフィア
  • カリフォス
  • コキュラス・インディカ
  • サルファー
  • イグネシア
  • アーセニカム・アルブ

ホメオパシーという選択肢をする人自体が、もしかしたら少ないかもしれませんが、分母に対して改善の報告数は少なくなく、どうしても他の方法で改善しない人は、ホメオパシーを一度実践してみることも推奨します。

 

更年期の不眠対策はありますか?

更年期の前後で睡眠障害を訴えている人たちが増えています。

更年期の不眠症の主な原因は、日々のストレスや更年期特有の不安やうつ症状、女性ホルモンの現象などが挙げられます。

 

対処方法としては、睡眠障害の対処法でもご説明した方法がおすすめです。

睡眠だけを切り取って考えるのではなく、睡眠は身体から発生する事象と認知し、健康のパラメーターと認識することが大切です。

更年期の不眠対策とは、すなわち健康対策につながり、その多くに運動や栄養の摂取、ストレスのない人間関係を構築することといった、当たり前に幸福につながることが大切と考えられます。

 

まとめ

ということで、今回は睡眠障害についてかなり詳しく紹介してきましたがいかがでしょうか?

睡眠障害というのは数多くあるのですが、個人的な考えとしては睡眠をコントロールすることによって、これらの問題を自分でコントロールできるようになると考えています。

 

講師 下田

睡眠講師の私は、1日90分睡眠を実践しています^^

寝られないというわけでなく、眠る時に幸福感を持って眠って、起きる時には爽快に起き上がっています。

自分が自由に使える時間が増えることで、自分のやりたいことが格段に増えて毎日充実しています。

さらに、仕事や勉強でよくありがちな眠気に関する悩みも解決出来るようになりました!

 

睡眠メソッド開発者で、1日45分睡眠の代表の堀が睡眠に関するテクニックをメルマガでこっそり紹介しています。

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