睡眠の定義を知ることで睡眠不足や睡眠負債の悩みが解決できる?!

代表 堀
突然ですが、あなたは「睡眠」の定義を説明できますか?

実は、睡眠の専門家も、医師も、睡眠学会の教授も、誰も睡眠の定義を説明することはできません。

 

睡眠とはもともと心理学であり、厚生労働省の発表する睡眠の指針ですら、「日中極度の眠気を感じない程度に眠ること」という曖昧な表現となっています。

 

では、睡眠の最中、人体では何が起こっているのかをご存知でしょうか?

  • 睡眠中は意識がない
  • 睡眠中は目を休めている
  • 睡眠中は体を休めている
  • 睡眠中は脳を休めている
  • あらゆる起きている間のバグを睡眠中に修正している

 

色々なことが思い浮かぶかもしれませんが、「睡眠」=「休む」という発想は人間だけのものであり、想像と全く違うものとなります。

今回は、短時間睡眠についてお話しする前に、「睡眠」について、お話していきたいと思います。

睡眠の定義とは?

睡眠とは何でしょうか?

 

「睡眠なんて毎日取ってるじゃないですか」とあなたは思うかもしれませんが、人が実際に「睡眠を取っているかどうか」を科学的に判断することは非常に難しいのです。

 

現在の科学では驚くことに、睡眠という状態を明確に定義することすら不可能なのです。

睡眠という状態は、基本的には以下の2つの状態を満たしている必要があると説明されます。

  1. 身体内から発生する、意識水準の一時的な低下
  2. 覚醒可能な状態

 

分かりやすくいいますと、泥酔、麻薬、気絶といった状態は、睡眠ではないということです。

 

上記2つが定義とすれば、ショートスリーパー ®やロングスリーパーといった睡眠時間を決定する因子が先天的に定められているという訳ではないことが分かります。

 

睡眠中は意識がないの?

睡眠中は意識が失われているといわれることがありますが、これは大きな間違いとなります。

眠っている間も、意識はずっと存在しているのです。

例えば、母親が寝ている時に友達の名前をつぶやいても反応しません。

 

ですが、母親の名前で呼びかけると、返事をしてくれることや身体を起こしてくれる場合があります。

これは眠っている間に、しっかりと情報の取捨選択を行っているためであり、明らかに違う刺激に対して違う行動をするということは、意識が存在しているということです。

 

ですが、「眠っている時のことを覚えていない、声をかけられた記憶すらない…」というご意見もあると思います。

それは、意識がなくなっているのではなく、単純に後から思い返す時に、「記憶がない」状態です。

 

あなたはアルコールで泥酔している時の記憶がなくなったという経験はありませんか?

 

この時、意識がある状態でも、記憶だけ無くなることがあります。

睡眠時も同じことが言えます。

記憶がないことと、意識がないことは必ずしもイコールではありません。

 

なぜ意識はあり、記憶がない状態を作るのか?

睡眠時には意識はあるけど、記憶がなくなってしまう状態という説明をしましたが、なぜ睡眠の時に、このような現象が起こるのでしょうか?

 

想像してみてください。

意識があり、夜中の真っ暗な中、動いたら命が狙われる状態だったとして…。

 

この状態を生物として記憶しておきたいかどうかです。

生物的に非常に大きなストレスがかかるため、記憶をなくすことで、このストレス状況を思い返さなくしました。

 

また、意識については「ある」と言ったものの、飛び起きなければならないような刺激が起こらない限りは、常に脳は反応しないという選択をしています。

こちらの反応しない理由については様々な理由がありますが、生存本能という観点で説明する場合、「自分が不利な状況で、戦いや争いの状態を作らないため」というのが一番大きな理由です。

また反応してしまうと、無駄なカロリーを消費してしまうというのも、反応しない理由のひとつとなります。

こうやって、動けないことが生存に有利な状況で、ただジーっとするよりも適切な状態として睡眠という事象が始まったと考えられています。

 

睡眠中は、身体や脳を休めている?

結論を言ってしまえば、睡眠中は身体や脳、精神なども含めて回復しているとは言えません。

「身体を動かさない」=「身体を休めている」ということには繋がりません。

 

むしろ、日中に身体をほとんど動かしていないオフィスワークの人は、睡眠状態になると、鬱血や酸素不足、体温低下などによって、健康とは真逆の作用。

つまり、病気になりやすい状態になると考えられます。

 

目すら閉じていない

睡眠のイメージとして、眼精疲労の回復というのがあると思います。

「眼精疲労は、目がギョロギョロ動くことで取れているのであって、目を閉じて休ませているからではない」と一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会では説明しています。

 

また多くの人が、半目で眠っています。

これは、眼輪筋の強弱の差が原因と言われていますが、この半眼によって、ドライアイや目の傷病、日中の睡魔に繋がることも少なくありません。

 

睡眠という状態をまとめると……

このように、睡眠というものを冷静に捉えてみると、想像とは真逆の事態が起きています。

 

まずは、「睡眠」というものについて正しい認識を持ち、いたずらに「睡眠負債」や「睡眠不足」といった言葉や報道に惑わされないことが大切です。

 

睡眠の定義がわかっていないにしても、毎日取っている行動なのは事実です。

私達一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会は、睡眠という現象の前後や最中において、幸福感をどれだけ感じることができるのかに重きを置いています。

代表 堀

あなたが毎日行動している、睡眠という時間が少しでも幸福なものになるように。

一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会は世の中とは違った切り口かもしれませんが、睡眠に関する研究や、情報の配信を日々努めてまいります。

講師 下田

睡眠講師の私も1日90分睡眠を実践しています^^

自分が自由に使える時間が増えることで、自分のやりたいことが格段に増えて毎日充実しています。

さらに、仕事や勉強でよくありがちな眠気に関する悩みも解決出来るようになりました!

 

睡眠メソッド開発者で、1日45分睡眠の代表の堀が睡眠に関するテクニックをメルマガでこっそり紹介しています。

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